2021/12/4、嵯峨野トロッコ列車に乗り紅葉を楽しんだ京都嵐山の旅。もちろん寺社巡りもして来ました!
まずは自宅から新大阪駅へ。全国各地の駅弁が売られてたけど、このあとビュッフェなのでガマン;
新大阪からツアーバスに乗って亀岡駅へ。途中、
太陽の塔が見えたので撮ってみた。
約70分で
トロッコ亀岡駅に到着。ここから保津川下り乗船場まで京馬車が出ており、約25分
1200円で行けます。周遊15分だと
600円。保津川下りの乗船料は約90分で
4100円。
駅舎の3階がきっぷ売り場とホーム。乗車料金は区間に関係なく
630円。
嵯峨野トロッコ列車は開業30周年を記念して、SNSキャンペーン中で、写真をインスタにアップすると、オリジナルグッズがもらえました。
線路沿いには信楽焼のたぬき。看板によると「たぬき」は「他抜き」、つまり他を抜くという商売繁盛の縁起物で、お客様に最高のもてなしを提供することを祈念して大切にしてるそう。このタヌキ、途中の駅でも見かけます。
トロッコ列車の座席はこんな感じ。亀岡駅からは機関車が先頭で、次の5号車はリッチ号と呼ばれる窓のない車両です。そのため景色がクリアに見えるので争奪戦に。
座席は偶数席が人気で保津川は前半に、奇数席からは後半に見えます。A・Dが窓側、B・Cが通路側席。
やって来ましたトロッコ列車、運転士が歌を歌ってサービス。最後の窓がないのがリッチ号、この時この車両で殴り合いのケンカが勃発・・・ちょっと騒然としました。
座席は奇数席だったので、前半はちゃんと見れなかったです。
窓に映り込みありますが、肉眼だと碧くキレイな川が見られます。
後半、いよいよ奇数席でも保津川が見えます。残念なのは午前中は逆光になる事・・・
赤や黄色に色づいた紅葉がキレイ。葉のない枯れ木は、春には桜を咲かせます!
途中見える鉄橋では、タイミングが合えば列車が止まってこちらを見ています。
似たような動画なので興味ない人は飛ばしてください。ただ、本当にキレイな景色ですよ!
保津川の向こう岸に何やら建物が見えてきました。これは星野リゾートが経営するホテル、星のやです。ホテルへは渡月橋の麓から出てる
屋形船でチェックインするんだそう。
ハウステンボスのホテルヨーロッパはクルーザーでチェックインしますが、あの特別感は言葉では言い表わせません。
ここが嵯峨野トロッコ列車のおすすめスポットのようで、少しだけ停車して景色を見せてくれます。
トンネルを抜けたらまた停車、
嵐山で人気の竹林も見れます。もちろん後で行きますよ!
亀岡駅、保津峡駅、嵐山駅を通って終点トロッコ嵯峨駅で下車します。
日本最大級の鉄道ジオラマ、ジオラマ京都JAPAN。電車でGO!みたいにコントローラーを使って実際に電車の模型を動かせるみたい。
Rickshaw cafeってとこ。えぴすけだって。
目的のレストラン前に着くも時間が早すぎるので、少し自由時間ができたから
渡月橋を渡る。渡った先の山が嵐山です。
嵐山と呼ばれる地域はどこも混んでますが、渡月橋も人混みがすごいです。
渡ってる途中、桂川を嵐峡めぐりの屋形船が見えました。所要時間は約30分で大人2人まで
3700円、以降1人1200円。
渡月橋を渡ると嵐山公園。今は紅葉、春には桜が咲きます。
時間がないので公園には行かず、その先の小さな橋を渡る。
実はこの橋、
渡月小橋っていう橋。時代劇のロケ地としてよく使われます。
渡月亭という旅館があり、キレイな紅葉が見れました。
渡月小橋の脇には、星のや送迎用の屋形船が停まってて、遊覧用の屋形船もたくさんいました。
その先には嵐山モンキーパーク。めっちゃ行きたいけど時間が足りない・・・入園は
550円。
集合時間が近づいたのでレストランまで戻る。あ、足湯もあったのか。利用料はタオル付きで
300円、カフェで注文すると150円です。
利用するのはレストラン嵐山、このツアーはビュッフェ付きです。
このレストラン、おかずは微妙ですがデザートは美味しかったです。
1階はおみやげコーナー。京都らしい、しば漬け味のぷっちょや、
鳩サブレーならぬ「鴨サブレ」などバラエティに富んでます。
2000円以上買うとガチャコインがもらえ、人力車ペア無料券なども当たるようでした。ツアーでなけりゃやったのにな・・・
天龍寺は紅葉が有名で、この時期は特に人が多く集まるお寺です。
足利尊氏を開基とし、後醍醐天皇を弔うため創建されたのが天龍寺。
弘源寺(こうげんじ)は秋の特別拝観中。残念ながら時間がないので入らず。今度は絶対に入りたい、毘沙門堂は見たかった・・・拝観料は
500円で、もちろん毘沙門天が祀られてます。
来福門。門の向こうへ。
弁財天が祀られてる慈済院(じさいいん)。室町時代の建築が残ってるそうですよ。
松厳寺(しょうげんじ)、福禄寿が祀られてます。もう気付いてると思いますが、それぞれの七福神を祀った寺院が並んでます。
八幡社。八幡大菩薩が祀られる天龍寺の総鎮守社で、紅葉が美しい場所としても人気との事。
鳥居の右手には飛雲観音、航空受難者の供養のために建てられた観音像で、航空安全を願ってます。そう言えば同じ京都の八幡市にも航空安全祈願の神社がありましたね!
飛雲観音は
十字架を掲げた珍しい観音像です。これは国籍や宗教の違いなどで差別することなく回向する、という意味が込められてるそう。
鐘楼。大晦日の夜には、除夜の鐘を付く事もできますよ!
大方丈は天龍寺最大の建物で、ご本尊は天龍寺に祀られる仏像の中で最も古い釈迦如来坐像。書院・多宝殿とセットで、庭園参拝料500円に300円追加では入れます。
法堂には足利尊氏の木像が祀られ、釈迦三尊像を安置。天井に描かれた雲龍図が有名ですが、時間がないので見れず。拝観料は500円。
等観院(とうかんいん)、ご本尊は十一面観世音菩薩。
天龍寺には他にも、三秀院(東向大黒天)、妙智院(宝徳稲荷)、永明院(恵比寿)などもあります。
不意にある立入禁止の脇道は、人力車専用路です。この中では人力車に乗った人だけが撮れる素晴らしい写真が撮れますよ!
竹林の小径を進むと
野宮神社(ののみやじんじゃ)があります。源氏物語の中で、光源氏が六条御息所を訪ねるシーンで登場した神社。
恋愛成就で女性から人気の野宮神社本殿には行列ができてました。天照大神が祀られてます。
右手に大きなハートがぶら下がってるのが分かるでしょうか?この時は紙が貼られて見えにくかったのが残念。
ハートの絵馬がたくさんぶら下がってました。絵馬は
1000円で、他にも触ると願いが叶う縁結びの亀石もあります。
野宮神社からすぐ、竹林に少し入れる開けた場所がありました。
中には小倉百人一首の和歌が掘られた歌碑が7つあります。中でも蝉丸は、坊主めくりで遊んだ時に強烈に印象に残ってたので選ばれてるのが嬉しかったです!
人力車を使わない人はここが竹林撮影のベストスポットかも?
集合時間が近くなったのでバスへ向かいます。
りらっくま茶房。
入口のマットもやっぱりリラックマ。以前道後温泉で見たリラックマの湯もりらっくま茶房と系列店です。
嵐山には他にスヌーピー茶屋、スヌーピーショコラもあります。
猫の看板とちょうちんの肉球が気になるお店を発見。nekoanaという猫グッズ店ですが、犬グッズもあります。
nekoanaの向こうには純和風なカフェバーがあり、行列ができてました。
渡月橋のゆるキャラ、
月橋渡(つきはしわたる)くんもいた!「#あらしやマナー」であいうえお作文書いてるけど、「ナー」のとこ「ナーンテノシイ アラシヤマ」って、「タ」が抜けてる!これはトロッコ列車の駅にある「たぬき」のイタズラか!?
月橋渡グッズはお土産屋さんなどで買えますよ~!
八ツ橋のキャラクターかと思いきや、まどかマギカってアニメのキャラクターのようだ。
ちなみに京都ではアチコチでこの夕子を見かけます。「ゆうこ、ゆうこ、どこにいる~♪」って耳から離れなくなります(笑)
沖縄のナゴパイナップルパークや御菓子御殿の歌でも同じことが起きてましたよね!
バスで次の目的地へ。途中窓から見えたちえぞうってお店のキャラクターが気になり過ぎる・・・覆面かぶったクマ??
木製の鳥居が気になって撮った白峯神社もバスの窓から。どうやらスポーツの守護神で有名なようで、平安時代の公家の遊び(実際はよく知らない)である蹴鞠(けまり)が、毎年4月14日と7月7日に行われるらしいです。
神門をくぐってすぐ、右手に
「お化粧室」が。ここは河合神社で人気の
鏡絵馬にお化粧をする場所。
鏡絵馬は
800円で、この顔に持参したメイク道具で化粧をします。メイク道具がない人は中にある色鉛筆を使ってください。絵に自信のある人は無地の絵馬で挑戦してみては?
メイクをした裏面には願い事を書きます。外見だけでなく内面も磨いて美しくなるんだって!女性に大人気の神社ですよ。
拝殿から左手に回ると六社があります。3番目が竈神、鬼滅の刃を見てから何かと気になる
竈門神社・・・
六社の先には壬部社(とうべのやしろ)はサッカー必勝の守護神として有名です。
おとなり、貴布禰神社(きふねじんじゃ)へ。貴布禰神社?もしや有名な貴船神社と関係が?と思ったら同じ水神を祀ってる。貴船神社の公式サイトを見ると、「貴布禰総本宮 貴船神社」とありました。
個人的には貴布禰の禰が、禰豆子の禰と同じなのが気になる・・・竈門神社が末社だったし。
そんな貴布禰神社です。左が先の壬部社、右が河合神社本殿です。
本殿にも同じ狛犬が鎮座してました。美麗の神、玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られており、察しの通り美容にご利益があります。
本殿はこちらから拝みますが、正面からは社はほとんど見えません。
右手に鏡絵馬がたくさん奉納されてますが、そこの鏡に自分を映し祈願するそう。鏡の前には御白石(おしらいし)という美白効果のある霊石があったみたい。急いでて気づかなかったのが残念。
方丈の庵。鴨長明が方丈記を書いたと言われる庵を再現したもの。鴨長明は下鴨神社の神職に就いてました。ここ河合神社は、その下鴨神社の摂社なので境内に再現されたのでしょうね。
いちょうの葉がはらはらと舞ってキレイでした。
下鴨神社の南口鳥居が見えてきました。糺の森は、下鴨神社の表参道になってます。
手水舎。看板には「御手洗 直澄(みたらい ただす)」とあります。
舟形の石が「御手洗」、御神水を注ぐ桶は糺の森のヌシ、樹齢600年のケヤキだそう。もしかしてあの折れてた御神木かな?
さざれ石。日本の国歌、君が代に出てくるあの「さざれ石」です。
となりの連理の賢木(れんりのさかき)も同様にパワースポット。2本の木が途中で繋がり1本になってて、京の七不思議のひとつにもなってます。
楼門を入ると舞殿があります。前回の八坂神社では巫女さんの舞が見れましたが、そううまくは見られないですね。
奥に見える中門の中は後で。
太鼓橋の下には、みたらし池につながる小川が流れてます。
みたらし池。池の水泡を型どったのが「みたらし団子」で、下鴨神社は
みたらし団子発祥の地なんです。下鴨神社の門前にある「加茂みたらし茶屋」はみたらし団子発祥のお店。
このみたらし池に土用の丑の前後4日間に足を浸けると無病息災のご利益があり、ガン封じを願う人などで賑わうそうです。
御手洗社と呼ばれる井上社では「水みくじ」が
300円で買えます。水占いとしても人気で、目の前のみたらし池に浮かべると文字が浮かびます。吉や凶などの他
「平」なんて結果も。石清水八幡宮などでも「平」はあるそうです。水みくじは北野天満宮や春日大社にもあります。
浦の回廊は本殿のうしろを回る木道です。拝観料は
500円。何度も書いてますが時間が足りないので入れてません。
午年。どれがどれか分かりませんが、それぞれが一言社、二言社、三言社で各お社ごとに御神徳があり、生れ年の守護神として有名なようです。
幣殿。この奥に東本殿と西本殿、
2つの本殿があります。通常非公開で、夏冬の京の旅イベントや春秋の特別公開で公開されます。今回は運良く公開日でしたが、人が多くバスの時間に間に合わなくなるため入れず・・・
河合神社の方へ戻ります。行きに通った表参道と小川を挟んだとなりの道。こちらはたくさんの露店が出てました。
思わぬ見所で、なぜかこの垂水の写真が10枚ほどありました;
雑太社(さわたしゃ)。ラグビーの神様として、多くのラグビーファンが参拝に来ます。
どうやらこの糺の森が日本ラグビー発祥の地のようで、鳥居横には「第一蹴の地」の石碑がありました。
河崎社。社殿には行けないようになっており、さらに板で囲われてました。再建工事か何かでしょうか?
グラデーションがキレイな紅葉を発見、柳谷観音の七色紅葉の手水を思い出しました。
高さ約22mとかなり大きな三門で、門の上から石川五右衛門が
「絶景かな、絶景かな」の名言を残した場所です。門を上がるには拝観料
600円を払えばOK。
石川五右衛門も見た絶景は門の上から見れます。ちなみに
日本三大門の1つ。
三門の先には法堂、1479年に復興されました。実はこの辺りから急に体調が悪くなり、法堂は見てません。そもそも入れたのかどうか・・・。
本坊の左手には大玄関があり、この左手に方丈がつづきます。方丈の外には方丈庭園が広がり、その拝観料は
600円です。
法堂の前を右手に進むと何やらお寺に似つかわしくない重厚な橋が・・・
水路閣と言って、高さ9m長さ93mにもなるレンガ造りの水道橋です。階段の上に見えてるのは南禅院で、南禅寺発祥の地。南禅院の拝観料は
400円で、その庭園は
京都の三名勝史跡庭園の1つ。
水路閣は、ドラマやアニメなどのロケ地としても有名です。
そんな水路閣、建設当初はお寺の景観を壊すと反対の声が多かったそうですが、今は人気のフォトスポットで、観光客が絶える事もなかったです。
上に上がるとちゃんと水が流れており、今も水路としての役目をちゃんとしているのが分かります。
次は南禅院に入りたいです。
天授庵では2種類の庭園が楽しめます、拝観料は
500円。
三門を出ます。出てすぐの所に金地院ってのがありましたが、体調不良の限界で、自由散策時間を残してバスでぐったりしてました。
金地院には徳川家康の遺言により建てられた東照宮があります。通常拝観400円、特別拝観は700円です。
ホームへ行くとちょうどアドベンチャーワールドの特急パンダくろしお号が出発するとこだった。
これで今回の嵯峨野トロッコ列車で行く秋の嵐山ツアーはおしまい。ツアー代金は移動バス、トロッコ列車代、ランチビュッフェ付きで3990円でした!
次回、ならまちと奈良公園周辺の神社編、その後はオープン30年記念のハウステンボスです。