10/28から31日まで行った人生初の沖縄旅行の続きも今回で最終回。首里城や玉陵(たまうどぅん)、福州園などを周りました。
今回の旅行中に世界遺産である首里城の火災があり、正殿・南殿・北殿が焼け落ちるというショッキングな出来事がありました。
※ブログのバグで、スマホからだとズレてます。
前回の久慶門からの続き、10/30の夜です。坂を登りライトアップされた首里城を目指します。
TOP画と被りますが、坂を登りきると守礼門が見えます。今はほとんど流通してない2000円札でおなじみ。扁額に書かれた「守禮之邦(守礼之邦)」の文字から名付けられた、首里城を代表する門。
ガッカリした、という口コミを目にしますが、何を見てるんだろう?と不思議。勝手に妄想膨らませといて何言ってんだろ?まぁ、好みの問題です。
守礼門から先へ進むとあるのが歓会門。首里城へ招かれた人々を歓迎で出迎える門。両脇には魔除けのシーサー。
歓会門からさらに進み階段を登った所にあるのが瑞泉門(ずいせんもん)。門の手前に「龍樋」という湧き水があり、その龍樋にちなんで名付けられたそう。
門の左右には石の櫓(やぐら)があり、ここで見張りをしていたようです。見にくいですがここにもシーサーがいます。
瑞泉門の手前左右に見えるのは冊封七碑(さっぽうしちひ)。
瑞泉門から先へ行くと漏刻門(ろうこくもん)があります。時を知らせる門。
瑞泉門の先には、下之御庭(しちゃぬうなー)という庭が広がります。
右手に見えてた長い建物がこの広福門。門を兼ねた建物。
広福門の先にあるのがこの「奉神門」。ここを抜けるといよいよ首里城の正殿があります。筆者が立ってるまん中の門は、身分の高い人しか通れません。その他の人は左右の門を使ってたそう。
・・・が、ちょっと遅かった。18:40頃到着で、受付は18:30まで。入城受付がすでに終わっており、この先には入れません。元々ライトアップが目当てで、翌日3時間の予定で周ろうと決めてたので、とりあえず見れたしいいや。
首里城正殿のライトアップ、めっちゃキレイ!近くで見たいなぁ~、明日が楽しみだな~♪
沖縄で一番大きな木造建築物。そもそも木造の建物が珍しい。百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)とも呼ばれ、全国百の浦々を支配する象徴だったとか。
龍柱は先日のとは違い小さいけど本物。
キレイな装飾・・・
首里城の正殿にはたくさんの龍の装飾があります。調べたところ、4本爪の龍は33匹で、内31匹が一般客が立ち入れる場所にあるというのが正しい答えのようでした。
門が1つしかなく狭いので、次の人たち(学会がどうのこうの話してた)に場所をゆずり、19時頃に首里城を後にしました。
ちょうどこの時は首里城祭りの期間中で、普段は夜間は歩けない場所に灯りがともり、夜の散策を楽しめました。
沖縄旅行の最終日、10/31は首里城に3時間と周辺施設に観光を集中させてるので、明日もう一度ここへ出直します。
帰りには弁財天堂も見えました。この円鑑池の隣が龍潭。
首里城公園を出ると目についた「インチキ」
牧志駅で下車、目的はまたまた国際通り。さいおん♥うふシーサーと写真を撮る。
今日で3日目なのに、ジッポの所のポルシェが日付入りのフォトスポットになってたの気づかなかった;
まきし食堂でステーキ食べる。これはリブロース。
そしてサーロイン。どちらも200g1200円で、ライス・サラダ・スープ付き。美味しいけどA1ソース(沖縄で人気の特濃ソース、関西人にはキツイ)と雪塩しかかける物がない。
トゥクトゥクがいた。先日はマリカーの後ろを走ってました。
おみやげは最後、と思いつつ我慢できずに買ったハイチュウ石垣島産パイン。似た商品でハイチュウパインもあります。
夜中の3時前くらいに小さく「火災発生」みたいな放送が聞こえ目が覚める。「まさかホテルが火事!?」と慌ててドアを開け廊下を確認するも何もない。バルコニーに出ても何もない。
すぐに消防車が慌ただしく走り回る音がしたけど、とりあえずホテルじゃなさそうなので寝る。
起きてテレビをつけてビックリ!!首里城が燃えている!?夜ライトアップを見たばかりの、あの世界遺産・首里城が??
夜中の放送と消防車のサイレンはこの首里城火災のものでした。
本当にまだ夢の中かと思うくらい信じられず、夢中でニュースを見てました。迷って外壁をウロウロしなけりゃと悔やむ。
とにかく人生初の沖縄旅行、その最終日。どうにもできない事を考えてても仕方がないので、首里城のための時間を振替えなきゃ!と朝食を食べながら考える。
問題は首里城周辺に観光をかためてた事。規制がかかってない事を祈ってとにかく行ってみるしかない!!
バルコニーで海を見ながらドラゴンフルーツを食す。フロントから那覇空港へスーツケースを送ってもらう手続き(1000円)をしていざ観光へ!空港へは16〜18時頃の到着らしい。
まずは先日少しだけのぞいた松山公園へ。写真左手の方で噴水が上がってたので見に行く。
カメラをかまえたら止まった・・・;
やって来たのは久米至聖廟(くめしせいびょう)、首里城が見れないので急きょ来た場所。孔子と4人の門弟が祀られてます。ここは至聖門。
大成殿(本殿)。人と比較するとよく分かる扁額の大きさ、畳1枚分くらいあるんだって!その両脇には屋根を支える2本の龍柱。
階段には龍の彫刻がはめ込まれてます。
本殿には孔子像が置かれてます。
久米至聖廟を出てもう1つ追加した場所へ向かってると、悲痛なネコの鳴き声が・・・もしやとスマホでのぞくと・・・いた!!どうやって助けよう?と考えてたら、すき間のある方に逃げてった。ま、いっか(笑)
徒歩数分で到着、福州園です。先日の記事で、壁の向こうに~と書いた所で、ここも首里城の代わりに行った場所。
シーサー。
入場料は200円、正直もっと高くても入りたい場所です。なのにゆいレール乗り放題券の提示で160円では入れます!
福州園は見どころがかなり多いです。照壁の彫刻も見事。
照壁の裏へ行くと滝が流れてます。
順路に従い左回りに進みます。
烏塔(うとう)。
東治堂(とうやどう)。隠れてますが4本の龍柱で支えられれてます。
松竹如醉(じょすい)亭。
白塔。先ほどの烏塔と似てますが、別物です。
凌波廊(りょうはろう、後で紹介)という展望廊下を渡った所。ここは四神に守護されてました。
ただ、知ってる四神とはちょっと違ってました。
万寿橋。十二支の彫刻が印象的でした。右手の建物は知春(ちしゅん)亭。
実際は順に並んでますが、都合上バラバラです。
知春亭は、全て円満にという思いが込められてるそう。奥に見えてるのが・・・
先ほど後回しにした凌波廊です。春の到来を表現してるそう。
最初の廊下はここ、三十六鴛鴦(えんおう)館にも分岐してます。
ここも凌波廊みたいな展望廊下となってます。
三十六鴛鴦館からは、最初に通った烏塔が見えました。
足元にも細かく細工がされてます。
装飾が施された垂花門、通り抜けます。
奥は外への階段につながっており、有料化される前までは通れましたが今は閉鎖されてます。
叢桂(そうけい)亭。
最初に見た滝のふもとへ到着。孔子像があります。
こんな写真が撮れますよ!
治亭(やてい)と呼ばれる展望台へも上がれ、福州園を一望できますが、この岩山が結構危ないので注意。
治亭から見下ろしてみた。奥に見えてるのが最初に見た照壁。
10/31とはいえ気温は30℃近いので、滝が涼やかにしてくれます。
三友斎(さんゆうさい)。竹林と見事にマッチしてます。
中は休憩ができるようになっており、大きな扇子が飾られてました。
すぐ前の池ではカメが泳いでました。
仙橋にも彫刻がありました。
八仙人だそうです。日本で言う七福神みたいな感じですね。
見上げた所には清晏亭(せいあんてい)。この向こうに例の噴水が止まった場所がつながってます。
角度を変えて見る滝もいいですね。
照壁の飾り窓から見るのも◎
福州園は飾り窓の多い施設でした。これ以外にもたくさんありますよ!
クルック~♪
最後に入ってきた大門を見て外へ。1時間近くここにいましたが、たった200円(数年前までは無料!)でいいのか?ってくらい楽しめました。オススメです!
福州園は四季を表現した景勝地ですが、すいません、そんな感じは受けませんでした。
時間がなくはしょったので、次回改めて見て来たいと思います。
ここからは徒歩。予約のアクティビティに参加するため那覇埠頭へ向かいます。1km程度なんですぐです。
景色を見ながらでも15分程度で、目的の那覇ふ頭船客待合所に到着。
ここからは船に乗って水中観測へ!
オルカ号に乗って観測点までは約20分、それにしてもよく揺れる・・・
観測点に着いたら船の下へと降りて・・・
水中観測♪
残念ながらこの日は濁りが激しく、ほとんど何も見えませんでした。全く見えないレベル1から、ハッキリクッキリなレベル5までで船に乗る前に教えてもらえますが、今回はレベル2でした。
それでもちょっとだけ見えた中からどうぞ!
レベル5だと水族館のように見えるみたい。自然が相手なんで仕方ないですね;
約1時間のクルーズ終了、これは普段乗り物酔いしないけど、途中ちょっと気持ち悪くなりました。酔いやすい方にはオススメできません。
通常2400円、ランチ付き3400円。
次に向かったのがネストホテル那覇2階。何しに来たかと言うと・・・
ランチビュッフェを食べに来ました♪
はい、オルカ号のランチ付きです。通常1750円なのでかなりお得ですよー!
レストラン「オリオン」では、偶数日と奇数日でメインディッシュが変わります。今回は奇数日で牛ホホ肉のシチュー。ちなみに偶数日はステーキでした。分かってたら日を改めたのになぁ・・・
ネストホテル那覇から徒歩5分ほどでゆいレール旭橋駅へ。日付入りのフォトパネルは本当に助かります。
キキララのゆいレールに乗り、首里駅1つ手前の儀保駅で下車。
ゆいレールの改札には、各駅ごとに様々な絵が描かれてました。
儀保駅から徒歩で首里城方面へ。何だこりゃ?笑
首里城方面へ向かってると、報道のヘリコプターが何機も飛んでおり、消防車もあちこちにいて、警察が人も車も通れないようにブロックしてました。
向かったのは玉陵(たまうどぅん)。実はここに来るのも大変でした。警察官に止められ、ダメだダメだと。地図を見せ「首里城じゃないでしょ?」と何度か交渉した結果通れました。営業してるんだから通れるでしょうよ・・・
玉陵はただでさえ観光客が少ないのに、警察が止めたら売上に大きく響きます。地味ですが世界遺産です。そして建造物としては沖縄で初めて国宝に認定されました。
通常300円ですが、ゆいレールの乗り放題券の提示で240円に。本来なら首里城も160円引きで入れました。
まずは館内で資料を・・・ん?この中に入らないでください?て事はこの貴重な展示品の中に入ったヤツがいたのか・・・;
外に出ると報道のヘリコプターがどんどん集まってました。
出たら右へ。木々の間を抜けると玉陵へ行けます。
玉陵はカンタンに言えば大きなお墓、エジプトで言うピラミッドってとこでしょうか。
正直写真では伝わりませんが、実際に見るとすごく大きくて迫力があります。中は広くて、玉陵碑以外には特に見当たりません。
あると言えば、ロープが張られ立ち入れない場所がありましたが、これが何なのかは分かりません。
玉陵の中央がまず遺体を安置される場所。骨だけになったら洗われ、王と妃は左手、他はみんな右手の部屋に納骨されます。
何だろう?変わった形をしてます。
東の御番所(あがりのうばんじゅ)。墓守がお墓の管理をしたり、墓参りに来た王様が休憩したりしてたそう。
玉陵については沖縄のVtuberの根間ういさんが楽しく紹介してる動画があるのでご覧ください。
玉陵を出て左へ進むとすぐに安國寺があります。
琉球石灰岩で造られた鐘楼は4本の龍柱で支えられてます。
山門の左右には金剛力士像が立ちます。この金剛力士像の眼力が半端ないです。
本堂前の装飾だらけの燈籠が気になります。
たくさんの龍が彫られてます。
十二支の彫刻も見事。
安國寺を出てすぐ、こんな自販機を見つけました。変わった物ばかり!
安國寺から首里崎山公園を目指す。最短距離では行けない(規制がかかって通れない)のでちょっと大回り。ここは金城町石畳道。琉球石灰岩が敷かれていて、首里城へと続いてます。
首里金城の大アカギというのがありました。神が降りる木と言われ、パワースポットとして人気のようです。
首里崎山公園に近づくとまた消防車がいました。
何かの石像が並んでましたが分かりません。
首里崎山公園の入口に到着。ここまでも結構な上り坂を登って来ましたが、さらに階段を上がります。
公園に着くと、首里城の焼け跡が見えました。
昨夜あんなにキレイに見えてた景色はもうありません。昨日道に迷わなければ中に入れてたと思うと悔やまれます。
それ以上に、沖縄県民でなくても首里城の焼失は残念でなりません。
公園を降り継世門へ。おそらく火災の当日、唯一首里城へ近づけた場所。周辺住民の方々が入れ替わりで拝んだり惜しんでました。ここで住民の方としばらく首里城や今回の火災について語り、いろんなお話を聞かせていただきました。
下記に公式の寄付情報などを掲載します、寄付金詐欺などがあるので、こちらをお奨めします。
ワンちゃんも残念そう・・・
首里城から首里駅へ向かう途中、変わった屋根をした家がありました。たまに見かけるけど何かは分かりません。
ゆいレールに乗り首里駅から赤嶺駅へ。赤嶺駅は日本最南端の駅でした!
赤嶺駅を降りたらバスへ。このバス、前払いなので乗るのにめっちゃ時間がかかります。
到着したのは瀬長島。バス代は200円。瀬長島にはウミカジテラスってのがありますが今回は行きません。
次々と来る飛行機を眺めてただけ。瀬長島は絶好の撮影スポットとの事。本当はもっといい場所があったけど、細かい場所がわからなかったのでビーチから撮影。
最後はまたまたタクシー。赤嶺駅まで乗りゆいレールで那覇空港へ。那覇空港駅は日本最西端の駅です。
19:35発の神戸空港行きに乗って、今回の沖縄旅行はおしまい。機内販売限定のドーナツ棒、黒糖の他に紅芋と阿蘇ジャージー牛乳味がセットです。500円。
ポテチめっちゃパンパンなった(笑)
そして駅に到着したらまさかの電車事故・・・予定より1時間以上も帰宅が遅れ、自宅に着いたら0時回ってました。
今回買ったおみやげ。どれも試食で美味しかった物ばかり。御菓子御殿の製品が半分を占めてます。みやげ物屋では首里城グッズが売れてそうなイメージ。
今回の旅行でレンタカーを使った場合との計算上の差額は約2000円、意外なことにレンタカーなしの方が少し安い。ちなみにレンタカーの場合、高速代やガソリン代は別なので差はもっと開きます。
ただし、レンタカーがないとかなり不便だとは感じました。所要時間も大きく変わります。またこの結果はバスツアーの安さに加え、DiDiタクシーとPayPayのキャンペーンのおかげなので、やはり沖縄旅行にはレンタカーがある方がいいと思います。
行くのがメジャーな観光地だけなら不要ですね。那覇に限ればレンタカーはない方がいいです。
という事で今回の沖縄旅行ですが、ANAのツアー利用で神戸空港発8:15と那覇空港発19:35、3泊4日オーシャンビューの部屋で朝食付き、これで1人31800円でした。
人生初の沖縄旅行、充実してたと思います。
※12/16から再度レンタカーなしで、1/26からレンタカー利用で沖縄旅行が決まりました。