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2017年3月まで少年刑務所として使われてたこの監獄、2021年に監獄ホテルとして開業予定でしたが、コロナの影響からか延期に。これにより
奈良県は全国で唯一刑務所のない県に。
通常非公開の奈良少年刑務所が2019年に2日間限定で最後の見学会を開催、2021年になり本当のラスト見学チャンスがあり申し込みました!
(2017/7/16、2018/11/23~25、2019/11/23~24の6日間のみ公開)
1613年~1646年6月まで奈良監獄として使われた後、少年刑務所となりました。門を入って右手に資料館があるので、後で行きます。
左手は収容品倉庫、中には入れません。
そして中央に建つ庁舎。
この庁舎の奥へと進めばメインの収容棟などがあります。
処遇部門と書かれたドアの向こうへ。
重厚なドアです。
奈良少年刑務所の歴史。
刑務官 制服の歴史。
奈良少年刑務所の模型。この放射状の収容棟を見るとテンション上がりませんか?以前に北海道で
網走監獄を見たのを思い出します。
網走監獄の記事を見る
奈良少年刑務所は2018年、ジャニーズJrの映画「少年たち」のロケ地となりました。
メインの見どころ、収容棟。
中央看守所からは顔の向きを変えるだけで全ての収監棟を目視できます。網走監獄とは違い、旧奈良監獄は2階にも収容所がありました。各房の室内壁にはボタンがあり、押すと通路側に合図ができます。争い事や体調不良などの際に、ここから見て判るようになってます。
収容棟へ向かいます。すぐに重屏禁房という、人道的に今は使われない過酷な牢獄が。
中に入ると円筒状の牢があり、足元に小さな穴が開いてるだけでした。ドアを閉めると真っ暗になり、受刑者の心身を著しく害するとの事。その形状から「マル房」と呼ばれてます。
禁固房が並びます。
房の中はトイレと手洗い以外はなく殺風景。独居房の他、三人部屋の雑居房もありました。
そのドアは厚くて重く、目出し穴と食事を受け取る小さな穴しかありません。
ドアロックも頑丈です。当たり前ですがどの部屋の鍵も勝手に開閉するのは禁止です。
が、職員の方に質問をしてると「良かったら鍵をかけてみます?」と勧められたので、実際に掛けることができました!
この鍵、一度掛けると専用の鍵なしでは開きません。過去に牢に入って鍵を掛けた人がいるそうで、その時は職員さんが戻って来るまで出られず困ったそう。どこにでもお調子者はいるもんですね。
二階の天井はオープンで、どちらの階からも両方が目につくようになってます。
第一実習場。受刑者が作業する工場です。
二階の窓から。
二階は気をつけないと危ないです、隙間から足が落ちそうになります。(床は中央に向かって傾斜がついてる)天井の一部、明るくなってる所は教会をイメージして、受刑者が祈りを捧げてたそうです。
1階もシッカリ見えます。
2階の中央看守所。収容棟も含め、基本の造りは1階と同じです。
少ない動きで全体を見渡せます。これにより少人数で監視が可能に。
振り向いたら講堂です。
窓からは収容棟の外観を確認できました。
所長室。
別の窓から。正門の裏側が見えてるので、ここは庁舎正面なんでしょう。
別の収容棟。奥の方で工事してるのが見えるでしょうか?工事前は立ち入って見学もできたのですが、今は危険なので見れません。ちなみに地下室も改修工事のため行けませんでしたが、映画るろうに剣心の牢屋のセットが残ってます。
1階に降りて庁舎の外へ。これは正門入って右手の資料館、もうちょい後で行きます。
この庁舎のレンガは受刑者がイギリス積みで積んだものとの事。
逃亡防止のためか、所々に有刺鉄線が。
庭園。
その先は医療施設がまとまってありました。
隔離病舎も。
隔離病舎は精神疾患者を隔離するもので、他と違って鉄格子で、奥の扉も鉄です。
隔離病舎の奥にあるのが牢舎、通称「ギス監」。
牢の中は何もなく、トイレとして使う穴があるだけ。
実はこのギス監、明治時代の奈良監獄に資料として移築されてた江戸時代の牢獄です。
隔離病舎前の建物へ。
監獄とは思えないカラフルなドアの収監室。
部屋は広めでキレイです。
青いドアの部屋はモダンテイスト、トイレも使いやすそう。
かなり広い部屋もありました。どの部屋のドアも内側から鍵が掛けられ、出入りは自由のようです。ここは出所間近の受刑者が最後を過ごす部屋のようです。
監獄資料館へ。ここではそのまま資料の展示と、ちょっとした映画が流れてます。
資料館の奥の扉は鉄扉でした。
資料館には刑罰や監獄法の歴史、刑務官が使う道具など様々な資料が展示されてました。
奈良監獄の模型もありました。
この放射状の収容棟、ハピランド・システムって言うのか。
受刑者が焼いて作ったレンガ。これを受刑者自身で積み上げて、庁舎などの建物を造ってます。
刑務官の制服。官服と言うらしい。
刑務官が帯刀していたサーベル。
獄則違反者に使う足かせ。
手錠類。
約90分、旧奈良監獄を見学して外へ。般若寺に戻りバスで15分、イオンモール高の原で降りました。
ダイヤモンドステーキでランチ。
ステーキ150g
1000円、ステーキ以外はおかわり自由でした。2人分で駐車場は+1時間無料に。
そして15分ほど運転してバスで往復の途中に見かけた
さくらサーカスへ。
めっちゃ気になるやつ。
今日は時間が合わないので、詳細だけ調べて出る。後日サーカスを楽しんだので、近い内に記事にします。
中には入れません。比賣塚という小さな古墳がこの下にあるんだって。
拝殿。奥に見えてるのが本殿です。
瓦には「鏡」の文字。
本殿が見やすい神社です。小さな神社で参拝者も全然来ませんでしたが、実はこの本殿、1746年に
春日大社の本殿(第三殿)を移築した、いわゆる春日移しの由緒ある本殿です。以前に紹介した大阪の春日神社も同様ですね。
春日神社の記事を見る
狛犬は本殿の脇に。
美しい神社で、参拝しないのがもったいない!なぜこんなにも参拝者がいないのか?それは・・・
すぐとなりが
新薬師寺だから。鎌倉時代後期に建立された山門(南門)右手で参拝料を払います、
600円。
実忠和尚御歯塔、後ろに見えてるのは石仏群。
地蔵堂。十一面観世音菩薩立像、薬師如来立像、地蔵菩薩立像が安置されてます。
鐘楼は木に隠れて見えませんが、鐘は天平時代の物だとか。
鳥居と池があります。なんとも神秘的・・・
竜王社。五穀豊穣、雨乞いの神様だそう。
本堂内は撮影禁止です。薬師如来坐像があり、その周囲を囲むように
十二神将立像が安置されてます。公式サイトを参照ください。
新薬師寺公式サイトへ
本堂の鬼瓦。
本堂前の香炉。
会津八一歌碑。「ちかづきて あふぎ みれども みほとけ の みそなはす とも あらぬ さびしさ」とあり、「近づいて仰ぎ見ても仏さまは自分を見ておられないようでさびしい」という意味。
新薬師寺から車まで戻ってるとシカがいた。
カワイイ♪
車で5分、ならまち駐車場に到着。駐車料金は値上がりして
650円に。次回から場所を変えよう・・・。この日見た唯一ツノのあるシカ。
猿沢池の周りを歩いて
奈良公園へ。五重塔がいい感じ。
池の前を商店街方面に向かって歩く。
大仏焼、気になる・・・
中谷堂へ。
到着から1分ほどで始まる
高速餅つき!ラッキー♪
つき上がったお餅はすぐ成形機の中へ。
1個
150円、相変わらずめっちゃ美味い♪ 持ち帰りより、その場で食べるのがオススメ!
興福寺 中金堂。2018年に再建され、その時に見に来ました。ライトアップがキレイで、また見たいです。
興福寺 不動堂。周辺には不動明王が祀られてるところはないです。
中金堂。
春日大社 一の鳥居。今回は参拝してません、気になる方は以前の記事をどうぞ!
かいかいかい・・・
とにかくかゆいらしい。
奈良公園に行くと、スマホの中はシカだらけに(笑)
全国の標識と、奈良の標識は鹿のデザインが違うって知ってました?
貸しボートの近くにちょっとしたスポットがあるので後で行きます。
浮見堂が続きますが、角度が違うとまた別物になるので、少しお付き合いを・・・
ざっと流してみました。
もう浮見堂だけで記事が書けそうですが、とにかくぜひ
紅葉の奈良公園へお出かけください!
貸しボートの方へ戻ります。ちょっとした見所ってのはこの
「洞水門」。以前は音が全く聞こえませんでしたが、今回はキレイな音が響きました。音量を上げないと聞こえないかも。
鹿の頭突き。これはシカ同士に限らず、人間の子供にもやって来ます。子供とシカのショットを撮るとき気を付けないと子供は襲われます。また、子鹿に近づくと大人にも体当りしてくるので気を付けて!
シカと紅葉のショットがいい感じでした。逆光をもっと上手く活かせられたらなぁ・・・
ズームしすぎてピンボケですが、シカの鳴き声をどうぞ!
丘を駆け上がるシカ。
紅葉に映えるシカたちを存分に楽しんだらまた商店街へ。
商店街に戻って、最後にもう1個だけ中谷堂のお餅を食べて奈良公園を出る。
帰りに通った道路にはメタセコイヤ並木道でした。もう少し早ければキレイだったでしょうね。
次回は国内最大級の木床板人道吊橋、星のブランコです。その次は今回見つけたさくらサーカスを動画でたっぷり紹介♪