6/15、ハウステンボスへ行く前に、ガラスの砂浜と軍艦島に上陸してきた時の旅行記です。
※マニア向けではありません、初心者向けのブログです。
けど船がどんどんと島に近づくので、「やった!上陸できる!」とワクワク!
日本初のドルフィン桟橋に接岸後はカッパで上陸。軍艦島では傘をさすのは禁止です。うちは100均で買いましたが、もってない人は船内で200円で買えますよ。
第三見学広場には、もう補修すらできなくなってしまった建物があります。いつ崩れてもおかしくなく、崩れるともう二度と見れません。ちなみに2020年3月の時点ではここまで崩れてませんでした。わずか1年ほどでもかなり違ってます。現在はさらに崩れてて、SNSには見学中に崩れ始めた動画も流れてます。
約60分の見学を終えマルベージャに戻る。軍艦島に上陸しての見学時間や周遊コース、料金等は各クルーズ会社により違うので、好みの会社を探してください。
離岸。軍艦島に上陸観光できるようになったのは2009年から。その間に上陸できない期間もあったので、今回の体験は本当に貴重だったんだなと実感。ちなみに軍艦島が世界遺産と呼ばれてますが、実際にはこの天川工法(赤土と石灰を混ぜて作った耐水接着剤を使って積み上げた壁)で造られた護岸が世界遺産だったりします。もう1つは地下坑道。
軍艦島の右手、小中学校と65棟がよく見えます。
天正遣欧少年使節顕彰之像の前にガラスの砂浜は広がってます。簡単に言えば、ヨーロッパに日本を紹介するために派遣された少年たちの像です。
ちなみに軍艦島は三菱マテリアルが当時の価格で10万円で買収、現在の価値に直すと20億円です。廃坑となり無人島になってからは、三菱が長崎市に無償で提供されました。
けど船がどんどんと島に近づくので、「やった!上陸できる!」とワクワク!
日本初のドルフィン桟橋に接岸後はカッパで上陸。軍艦島では傘をさすのは禁止です。うちは100均で買いましたが、もってない人は船内で200円で買えますよ。
右手のベルトコンベア支柱の向こうに見えてるのは軍艦島最大の建物。ベルトコンベアは手前方向と奥側とそれぞれ違う向きで稼働、写真のコンベアは選別された石炭を船に、写ってないコンベアは石など不要物を廃棄するための物。この反対向きのコンベアがなかった頃は海に棄てており、それが積もり積もって船が接岸できなくなったため造られました。
ここでもガイドさんの話は聞き取れませんでしたが、仕事を終えた人たちのお風呂もあったそうで、服を脱いで入るお風呂と作業着のまま入るお風呂がありました。作業着のまま入るのは本当に真っ黒に汚れてしまうからなのと、水が貴重で限りあったため。もちろん洗濯機なんてありません。ただ、お偉いさんの社宅にのみお風呂があったそうです。
そんな貴重な仕上げ工場と写真撮影。後ろに見えてるのは日本最古の鉄筋コンクリート造りのアパート(30号棟)。混ぜた砂が原因で風化、いつ崩れてもおかしくない状態に。家賃は10円、現在の価格で100円程度という破格!
ちなみにエレベーターなんてないので高い場所も階段、そのため下の階が人気で、よく働く人ほど下の階に住めたそうです。過酷な仕事のため、簡単に辞められないよう妻子持ちの男性が優先的に採用されてたとか。
こちらはプール跡。この辺りは波が高いので、海で泳ぐことはほとんどなかったようです。真水は貴重なので、もちろん海水プール。ただ、日本初の海底水道が本土と繋がってからは真水となり、各家庭にも引かれ蛇口を捻るだけで水が出るように。それまでは船で運ばれた水を引換券と交換してました。
ちなみにこのプールは限られたスペースに作ったため長さが25mとなり、これが日本全国に広まって現在の25mプールの元になったそうです。
次に見たのが左端の総合事務所。見学コースから外れた右側と軍艦島の向こう側はあとで紹介。
端島小中学校の屋上には体育館が増築されましたが、作りが甘く早くに崩れてしまったそうです。
建物が高層になるのは狭い土地にたくさんの人を入れるため(人口密度は手前東京の17.5倍で世界一)なのと、高潮や強風から炭鉱を守る護岸も兼ねてるため。
約60分の見学を終えマルベージャに戻る。軍艦島に上陸しての見学時間や周遊コース、料金等は各クルーズ会社により違うので、好みの会社を探してください。
離岸。軍艦島に上陸観光できるようになったのは2009年から。その間に上陸できない期間もあったので、今回の体験は本当に貴重だったんだなと実感。ちなみに軍艦島が世界遺産と呼ばれてますが、実際にはこの天川工法(赤土と石灰を混ぜて作った耐水接着剤を使って積み上げた壁)で造られた護岸が世界遺産だったりします。もう1つは地下坑道。
屋上に緑が見えますが、これは島内に緑がなく植物が分からないので勉強のためも兼ねてます。そして屋上に緑を作るというのも軍艦島が日本初なんです!
軍艦島の一番高い場所にあるのが貯水槽。海に囲まれた海底水道ができるまで軍艦島では真水の確保は切実な問題でした。
小さい祠が見えます、実は軍艦島1号棟の端島神社で、危険と隣り合わせだった住民たちの心の拠り所だったとか。この神社への階段は地獄段と呼ばれ、わずか33段で4階まで上がれるキツい階段でした。
ぐるっと1周、せっかくなので写真を多めにしてみました。廃墟の写真ばかりですね、本当はもっとあるけどこれでも多いのでカット;
映画、進撃の巨人の舞台にもなった軍艦島を去る。
※現在池島はコロナのため長崎在住者しか見学できません。→解除されました。
軍艦島の世界遺産となった部分は地下の炭坑と島を波から守る護岸。その護岸が海中で崩壊を始めてます。潮の流れが速く調査が難しいようですが、いつまで軍艦島がその姿を保てるか分からないそう。危険と判断されればツアーはできなくなるので、今のうちに行ってみてください。島内では毎日どこかが崩れてるそうです。
オリックスレンタカー、3131円+保険1100円でした。