6/15、ハウステンボスへ行く前に、ガラスの砂浜と軍艦島に上陸してきた時の旅行記です。
※マニア向けではありません、初心者向けのブログです。
長崎空港でレンタカーを借りて5分。橋の向こうに空港が見えてます。
ガラスの砂浜、再生砂で作られたキラキラの砂浜です。
曇り空でもそこそこキレイ、晴れてたらもっとキラキラしてたろうな・・・
ハート型に盛ってみた!
天正遣欧少年使節顕彰之像の前にガラスの砂浜は広がってます。簡単に言えば、ヨーロッパに日本を紹介するために派遣された少年たちの像です。
ガラスの砂浜から約45分、長崎港ターミナルに到着。
駐車場は30分
120円。中には
軍艦島(端島)の模型がありました。
予約名を告げチケットを受け取る。今回はいくつかあるクルーズからやまさ海運を選択、
4200円が早割で
3500円に。
310円の上陸料も込みです。
目的の桟橋に向かうと観光丸が停泊してた!観光丸はその昔ハウステンボスにいました。この時点で雨が降ってます・・・
観光丸ではなく
マルベージャで出港。2009年、軍艦島の上陸が解禁されて初めて観光客を上陸させた船がマルベージャなんだって!
出港してすぐ三菱重工長崎造船所が見えます。飛鳥やダイヤモンドプリンセス、エヴァ好きなら分かる「あやなみ」もここで造られました。
かつては戦艦大和とならび活躍した戦艦武蔵や土佐も、ここ三菱重工長崎造船所で造られました。端島が軍艦島と呼ばれるようになったのは、その姿が戦艦土佐に似てるからとのこと。
ブレブレですが、すぐ神埼稲荷大明神の大鳥居が見えます。
かつて隠れキリシタンが身を潜めていた高鉾島は、貿易船が目印にしていた島。
高鉾島の隣には神の島。マリア像が立ってますがこちらもブレブレ・・・
伊王島大橋。奥に見えてるのが伊王島(伊王島・沖ノ島をまとめてこう呼ぶ)です。
高島。運が良ければこの辺りではイルカも見られるそう。石炭産業の発祥の島らしいです。
高島を過ぎると右手に軍艦島が見えてきます。軍艦島は長崎市の前は高島の所有する島でした。(三菱マテリアルが高島町に無償提供→高島町が長崎市に吸収)
かなり雨が降っていて波も少しあるので上陸はできないと思ってました。
けど船がどんどんと島に近づくので、「やった!上陸できる!」とワクワク!
日本初のドルフィン桟橋に接岸後はカッパで上陸。軍艦島では
傘をさすのは禁止です。うちは100均で買いましたが、もってない人は船内で
200円で買えますよ。
軍艦島に上陸してまず思うのは、写真などとは比べ物にならない迫力があること。立ち入れる範囲が狭いしな~・・・とあまり乗り気ではなかった軍艦島のその姿に一気に引き込まれます。
右手のベルトコンベア支柱の向こうには軍艦島最大の建物。
まず向かったのは第一見学広場。ここでガイドさんの話を聞くんですが、この日は雨が強くて声が聞き取れませんでした;
第二竪坑坑口桟橋跡。ここから海面下1000m以上の鉱脈まで降りてました。
第二見学広場へ向かう途中も迫力ある風景が見られます。
コンクリートには今と違って丸い石が使われてます。これは川や海岸などで削られた石。今はそういった石を使うとなくなっちゃうので砕石が使われてます。これが古いコンクリートの証拠。
第二見学広場では、島内で唯一の色付きレンガの建造物が見られます。と言ってももう崩壊しそう・・・
ここでもガイドさんの話は聞き取れませんでしたが、仕事を終えた人たちのお風呂もあったそう。
第三見学広場へ向かう途中も見どころが多いです。肥前端島灯台は軍艦島の閉鎖後に、灯りがなくなったため目印として建てられたそうです。
第三見学広場には、もう補修すらできなくなってしまった建物があります。いつ崩れてもおかしくなく、崩れるともう二度と見れません。ちなみに2020年3月の時点ではここまで崩れてませんでした。わずか1年ほどでもかなり違ってます。
そんな貴重な仕上げ工場と写真撮影。後ろに見えてるのは日本最古の鉄筋コンクリート造りのアパート(30号棟)。混ぜた砂が原因で風化、いつ崩れてもおかしくない状態に。
こちらはプール跡。この辺りは波が高いので、海で泳ぐことはほとんどなかったようです。真水は貴重なので、もちろん海水プール。
軍艦島の全景写真パネル。左手前の桟橋から上陸し、最初に見たのが貯炭ベルトコンベアと端島小中学校、その隣の65号棟が軍艦島最大の建物。
次に見たのが左端の総合事務所。見学コースから外れた右側と軍艦島の向こう側はあとで紹介。
端島小中学校の屋上には体育館が増築されましたが、作りが甘く早くに崩れてしまったそうです。
約60分の見学を終えマルベージャに戻る。軍艦島に上陸しての見学時間や周遊コース、料金等は各クルーズ会社により違うので、好みの会社を探してください。
離岸。軍艦島に上陸観光できるようになったのは2009年から。その間に上陸できない期間もあったので、今回の体験は本当に貴重だったんだなと実感。
軍艦島の右手、小中学校と65棟がよく見えます。
雨でなく、晴れた日にちゃんと見てみたいという思いを残しつつ軍艦島を離れる。もしくるなら春か秋かな?
軍艦島の裏側?来た時と反対側に出ました。実はこっちからのシルエットが造船中の戦艦土佐の姿に似ており、軍艦島と呼ばれるように。実際に軍艦と間違えた米軍が魚雷を撃ったことも!
軍艦島の一番高い場所にあるのが貯水槽。海に囲まれた軍艦島では真水の確保は切実な問題でした。
小さい祠が見えます、実は軍艦島1号棟の端島神社で、危険と隣り合わせだった住民たちの心の拠り所だったとか。
ぐるっと1周、せっかくなので写真を多めにしてみました。廃墟の写真ばかりですね、本当はもっとあるけどこれでも多いのでカット;
言い訳すると、正直スマホやコンデジでは狙うのが難しいです。船は揺れるし雨で暗いしでブレます。なので見苦しい中から多少マシな写真を選びました。
映画、進撃の巨人の舞台にもなった軍艦島を去る。
雨だったのが残念でしたが、上陸できただけでも良かったと思います。
15:30、約2.5時間の軍艦島クルーズを終え着岸、晴れてたらもっと楽しかったと思います。いつか
池島と併せて行ってみたいです。
※現在池島はコロナのため長崎在住者しか見学できません。
やまさ海運では、軍艦島に上陸すると、下船時に
上陸証明書がもらえますよ!
軍艦島の世界遺産となった部分は地下の炭坑と島を波から守る護岸。その護岸が海中で崩壊を始めてます。潮の流れが速く調査が難しいようですが、いつまで軍艦島がその姿を保てるか分からないそう。危険と判断されればツアーはできなくなるので、今のうちに行ってみてください。
長崎港ターミナルから約1.5時間、早岐駅でレンタカーを乗り捨て1駅乗ってハウステンボス駅へ、
210円。
このあとは18時前からハウステンボスに入国し、6泊しました。7日目は朝から佐賀へ行き・・・
大魚神社の海中鳥居などを巡りました。この時の様子は次回記事で紹介します!
オリックスレンタカー、3131円+保険1100円でした。