7/29、30日と夏の金沢観光を楽しんできた旅行記。観光地同士が近く、1日でもかなり回れました。
今回は初日の金沢駅、金沢城、尾山神社、兼六園、石浦神社、21世紀美術館などを紹介。
京都駅から特急サンダーバード1号に乗り金沢へ。
そして敦賀駅を越えた辺りで停車し車内アナウンス。
福井県内で豪雨のためかなり遅れてるとのこと。こりゃ参ったな・・・
電車が動き始めてもノロノロ運転が続きます。車内アナウンスによると、
1時間ほど遅れてるようです。
なんとか約1時間遅れで金沢駅に到着。これは、
ひゃくまんさんってダルマ。加賀友禅や九谷焼の模様がモチーフ。
駅を出ると見えてきた!そして晴れててよかったぁ~。
鼓門!おっきいなぁ~、約14mもあるんだって。能楽の加賀宝生で用いられる鼓をイメージしてるそう。
近くにはヤカンのオブジェが。「やかん体、転倒する」って作品で、倒れたヤカンが半分埋まってるって物。
さっそくバスセンターで、ツアー付帯のバス1日券を引き換える。2日目の1日券は別途
600円で買いました。
金沢周遊バスが来たので乗る。1日券は周遊バス以外にも、北陸鉄道バスやJRバスの
230円区間までなら乗れます。
金沢周遊バスの中はいちいちオシャレでした。
左回りの周遊バスでまず向かったのは3つ目のバス停、香林坊。
香林坊で下車して向かったのは、ホテルクラウンヒルズ金沢。
俳優の高橋英樹さんが名誉支配人。公式サイトには娘の高橋真麻さんも登場。
ホテルに荷物を預けたらすぐ観光へ。
なんか足のオブジェがあった。「走れ!」って作品。金沢市内にはこのようにオブジェがちょいちょいあります。
香林坊から左回りバスで6つ目、
金沢城へ。前田利家像が立ってます。
後から知ったけど、香林坊からなら歩いた方が早かったかも・・・
金沢城へ行くには、兼六園に向かうこの坂をまず登ります。
すぐに金箔ソフトクリームのお店を発見!ここは金箔ソフトクリーム発祥のお店、
箔一です。
さっそく注文。この日は風があったので窓を閉めてますが、無風に近いくらいなら窓は開けたまま作ってくれますよ!
金箔ソフトクリーム、ソフトクリームそのものもコクがあって美味しいです。金箔はにおいも味もしません、飾りです。箔一にちなんで
891円(実際は1円引かれて
890円です)
すぐ近くでも金箔ソフトクリームは売られてますが、お値段が安い分ちょっとチープです。ただ、金箔と銀箔のミックスは花の飾りも付いていい感じでした。こちらは
1000円。
坂を登りきり、左へ行けば兼六園、右へ行くと金沢城跡です。
石川門。実はちゃんと撮ってた写真がエラーで保存されておらず;
なので後日改めて撮影に行きました。それはまた紹介します。
石川門に入ったとこ。実はここでも写真が・・・なのでまとめて次の記事で紹介します。ヒントは石垣。
河北門ニの門。金沢城の実質的な正門で、約130年ぶりに再建されました。
河北門の上からの景色。金沢城の特徴でもある、鉛瓦葺きの白い屋根瓦がよく見えます。鉛瓦が使われたお城は、江戸城と金沢城の2城だけ。
窓からは五十間長屋とつながる菱櫓が見えます。この角度では分かりませんが、文字通り菱形をしてます。
三の丸広場(左手)と五十間長屋(右手)を横目に橋爪門へ。
石川門、河北門と共に「金沢城三御門」のひとつ。二の丸の正門で、兵制年に再建。
気付いた人もいるかもですが、明らかに先程までと石垣が違ってます。金沢城は、様々な石垣が見られる事で有名です。
振り返ると右手に券売所。ここは菱櫓や五十間長屋、橋爪門続櫓、橋爪門の内部へ入るためのチケットが売られてます。入場料は
320円ですが、この後の予定をこなすため入らず。河北門の内部のような感じと思ってください。
先程見えてた極楽橋を渡ります。
玉泉院丸庭園。平成27年に再現されました。
振り返って石垣を見る。色紙短冊積石垣と呼ばれる石垣で、これを見ただけでも価値有る庭園。
玉泉院丸庭園は高低差が22mもある立体的な造形をしており、迫力もあります。
鼠多門(ねずみたもん)。黒い漆喰が特徴的な金沢城西の門は143年ぶりに再建。
鼠多門を出て振り返った所。金沢城内最大規模の木橋、鼠多門橋を渡った先は・・・
尾山神社です。この東神門は、旧金沢城の二の丸の唐門を移築したもの。桃山風御殿建築の様式を偲ぶ貴重な門。
何やら気になる像があったけど、母子順風の像って名前以外の詳細は分からず。
ハスの根本には、線路の枕木を使ったベンチ、「山笑う」枕木を持ち上げてるのはゼンマイ。
前田利家の騎馬像。
尾山神社と言えばこの神門がシンボルと言っても過言ではないです。
和漢洋の三様式を混用した異色の門で、戸室石の門の上にギヤマン張りの塔が建ちます。てっぺんの避雷針は日本最古。
道路脇から撮影。目の前は車が走ってます。
門にはたくさんの彫刻があるのでぜひ現地で確認を!
触ると健康になるらしい。
その奥にあった社、詳細は不明。
金沢城跡に戻ります。数奇屋敷石垣、様々な刻印が残ってます。
当時、陸軍本省が各師団建物の設計をしていたため建てられたそうです。
切手門。ここから石川門まで戻ります。その他見どころもありますが、今回は行ってないので割愛。ちなみにここで使った時間は1.5時間。
兼六園は、言わずとしれた日本三名園のひとつ。ちなみに水戸の偕楽園、岡山の後楽園、そして金沢の兼六園。入園料は
320円。
兼六園に入ると、普段からは考えられないほど人が少なかったです。
7/29、30と旅行した金沢ですが、実は7/31からほとんどの観光地が臨時休業してます。1日ずれてたら楽しめなかったので運が良かったです!
桂坂口から兼六園に入ってすぐ茶店があります。(兼六園の入り口は6ヶ所)
向かいには噴水。霞ヶ池が水源で、その高低差で自然に噴き上がってます。噴水の高さは霞ヶ池の水位によって変わります。おそらく日本最古の噴水との事。
その霞ヶ池から流れる小川。瓢池(ひさごいけ)へと流れて行きます。
夕顔亭は瓢池前に建つ茶亭です。その庭にあるのが、
伯牙断琴の手水鉢(はくがだんきんのちょうずばち)。自らの琴の音を最も理解した友人の死を嘆き、一生、琴を奏でないことを誓った名手 ・伯牙の姿が浮き彫りにされてますが、離れた所からしか見れないため、浮き彫りはほとんど見れません。
海石塔。瓢池の中島に建つ石塔。瓢池はひょうたんのような形をしてます。
園内は見所とされるスポット以外にも美しい場所がいくつもあります。
成巽閣、前田家の奥方御殿です。企画展
700円、特別展
1000円。
三つ又の大きな松の木がありました。根上松(ねあがりまつ)といい、三つ又の下は40数本もの根が地上2mにまでせり上がってます。ちっちゃく人が映ってるので対比してみてください。
明治紀念之標。日本武尊(ヤマトタケル)像は日本で最初に建てられた銅像らしいです。その左には西南戦争で戦死した郷土軍人の霊を慰める石川県戦士尽忠碑。
龍石。木を中心にぐるっと龍が囲ってるような感じに石が並んでますが分かりません。魔除けのパワースポットのようです。
花見橋へ戻ります。戻ってすぐ鳥居がありました。鳥居は鶺鴒島に立ち、陰陽石(誕生)、相生の松(結婚)、五重の石塔(死)を配置して、人生の三儀式を表してます。
松尾芭蕉の句碑。「あかあかと 日は難面も 秋の風」と刻まれてます。
芭蕉の句碑は山道の脇にあります。ここを登ると山崎山(紅葉山)の頂へ。一方通行で、下山は別ルート。低い山なので5分あれば十分登って降りられます。
見事な松の木がたくさん見られます。雪見灯籠が有名な七福神山(福寿山)の写真がエラーで消えるという悲劇のためありません・・・
雁行橋(亀甲橋)。11枚の赤戸室石が、夕空に列をなして飛んでいく雁の様子を表してます。この橋を渡ると長生きするとの事ですが、劣化のため現在は封鎖されてます。
唐崎松。見頃は冬。
序盤から名前だけ出してた霞ヶ池、兼六園の中心にある一番大きな池です。向こう岸に見えてるのは内橋亭。
風がない瞬間があったので、キレイなリフレクションが撮れました!
栄螺山。名前の通り、サザエの貝殻のようにグルグルとうずを巻いた山です。
低い山なのですぐ登れます。山頂には避雨亭や石塔がありました。
黄門橋。一枚石を二枚石に見えるよう立体感を持たせてます。左手には獅子厳。
獅子厳のわりと近くに虎石もあったようですが、ポツンとあるようで気づきませんでした。先に出した龍石と共に、魔除けのパワースポットです。
1時間ちょっとかけて兼六園を周りましたが、周りきれてません。この後の予定に響くので元来た坂を下ってバス停へ。
右回りのバスで1つ戻って21世紀美術館前で下車。目の前には
石浦神社があります。石浦神社は金沢最古の神社です。
手水舎から見た境内。拝殿の向こうに社務所があり、その隣に何やら社があります。
詳細は分かりませんでした。
拝殿には彫刻。弁慶が鐘を引っ張ってます。
別の道路に面した鳥居のそばには、広坂稲荷神社へつながる鳥居が列びます。
先の写真にも映ってますが、石浦神社のゆるキャラ、
きまちゃんです。石浦神社以外でも見かけられますよ!
ちなみにハウステンボスのキャラクター、ちゅーりーちゃんのパスケースには金沢周遊バスの1日券を入れてます(笑)
右側の連続鳥居を歩いてみました。
伏見稲荷からの分霊。こちらは拝殿で、中に本殿があったと思います。注目すべきは右の狛犬、逆立ちしてます。
常夜燈台や、
入館は無料で、展覧会を見るには
450円、追加で特別展なども見る場合は
1200円。今回は450円のチケットを購入、金沢周遊バスの1日券を見せると
360円になりました。
荷物をコインロッカーに入れ、まずは1番人気のプールへ。
レアンドロ・エルリッヒのスイミング・プール。これ目当てで来ました。上から見る分にはチケット買うだけで見れますが、
プールに入るには別途整理券が必要です。知らなかったので、とりあえず整理券をもらいましたが17時台からの見学となりました。(この時14:30)
※雨天時は見れません。
草間彌生さんの作品もありました。写真で見ると分かりませんが、実際に入ると錯覚でおかしくなっちゃいます。
一部だけの紹介ですが、正直う~ん・・・って感じでした。プールのためだけのチケットって感じですね。1200円の方は楽しめるのかもです。
右回りで7つ先の、近江町市場で下車。ハート型の能登牛コロッケが気になったけど、今から遅めのランチなので食べず。
市場を歩くも食べる所は見当たらず。隣の建物の2階が飲食店街でしたが、15時でほとんどのお店が閉店・・・
近江町市場から右回りのバスで1つ、金沢駅へ行き金沢フォーラスへ。ミニチュアの鼓門があった!
サーモン鮪オヒツのセットは
1380円で、ひつまぶしのような食べ方を愉しめました。出汁がとにかくウマい!
金沢駅から右回りのバスで7つ、再び金沢21世紀美術館へ。プールの下に入ります。
プール下に入ると、天井に水があり、中は水色に塗装されてました。これが上から見た時に錯覚を生み、あたかも水中に人がいるように見させてたんですね!
上から見下ろす人はこんな風に見えます。上から中の人はもう少しだけシッカリ見えてましたね。
多分みんな撮るやつ。手すりはくっついてるだけなので、体重はかけてません。
プール下は制限時間があり、1組5分。わりとあっという間ですが、短いなとは思いませんでした。
本当はいつものように?ジャンプしたかったけど、6人が入るとせまいのと時間制限とで撮れませんでした。
最後にもう一度上からプールを見て出ました。
18:15、ホテルクラウンヒルズ金沢に戻ってきました。
部屋はせまいです。セミダブルで予約してましたが、セミダブル+シングルの部屋になってた。
枕元にコンセントはなし。部屋に空きコンセントは2個。
コンビニで買った金沢名物の
金沢カレーを食べて就寝、初日の旅はオシマイ!
この続き、観光2日目の様子は次回、完結編で紹介します。