7/1にあじさいウイーク開催中のあじさい寺、柳谷観音(楊谷寺)に行ってきました。
くねくねと曲がりくねった山道を交互通行しながら走ると、山門前駐車場に到着。駐車場は5ヶ所。イベント中の週末は混雑で動けなくなるので、シャトルバスやタクシーを利用しましょう。
ちょっと変わった鳥居をくぐり階段を上ると山門があります。
階段の中ほどまでの17段を上ると左手に観音像、
そして不動明王像の姿が見られます。
残り21段を上ると山門手前左手に風神像、
右手には雷神像が。意図してかどうかは分かりませんが、山門には隠しハートが見えます。
階段の段数の意味については興味あればお調べください。
山門で1人300円の拝観料を払いうちわをもらって境内へ。イベントのない日は無料です。
中に入って左手に手水舎があります。屋根瓦の飾りが特徴的ですね。手水舎左には鐘楼。
あじさいで満たされた花手水、このあじさい手水を見るために柳谷観音へ来る人も。あいにくの天気でしたが、それでも実際に見ると納得の美しさです。楊谷寺は花手水の発祥地、ここから全国に広がったそうです。
あじさい手水はあじさいウイーク期間中のみ見る事ができます。2019年は6/8~7/7まで。都合のつく方はぜひ行ってみてください♪
あじさいにばかり目が行ってしまいますが、縁の下の力持ちたちにも注目を。
本堂へ。この本堂に入ってビックリ!それは後回し、まずは外から。
左右には「あうん」の狛犬。
上の写真とこの写真、それぞれに10以上ものハートが隠れてます。見つかるかな?
常香炉には十二支の浮き彫りが。
細かく見ていくと紹介しきれませんが、いたる所で凝った装飾が見られます。以下羅列。
あちこちにあるので探してみてくださいね!
記念撮影用に令和アイテムが用意されてました。龍の彫刻にも注目。
本堂に入る前に鐘楼の鐘を突きました。一打50円。
御守りやおみくじが売られてるのは普通ですが、受付では眼にいいとされる千眼茶の試飲ができます。
眼にご利益あるお寺なので、「め」と書かれたインパクトのあるブルーベリーキャンディーも売られてます。
受付を通り過ぎ奥へ行きます。左の建物はトイレ。
奥へ行くと弘法大師空海像や観世音菩薩像が見えます。写真では伝わりませんが、ココ、めっちゃキレイです!
弘法大師像の足元には弘法大師の足形があり、四国八十八ヶ所霊場のお砂が敷かれてます。裸足で足形に乗り、札に書かれた通りにすると足腰にご利益があるそう。
その先でハート石を発見!
さらに奥へと進みます、と言ってもほぼ隣ですが・・・
そこには弘法大師空海が祀られてます。と言うのも眼にいいとされる湧水を霊水にし、それを伝えたとされてるから。
その霊水「独鈷水(おこうずい)」、ここで汲んで眼を洗います。持ち帰りもできますよ!貴重な水なので常識の範囲内(ペットボトル程度)で持ち帰りましょう。
ではいよいよ本堂へ。この本堂、靴を脱いだらそのまま奥まで入れます!
他の寺社であればここまで踏み入ることはできません。
大きな木魚。木魚って読経中に眠くなるのを防止するために叩いてるんです。
隣には和太鼓が吊られてます。ご本尊は毎月17日と18日だけ拝むことができます。手前にはびんづるさん。
以前東大寺の記事で紹介した「びんづるそんじゃ」と同じで、治療したい部位と同じ場所をなでると治ると言われてます。
親しみを込めて「びんづるさん」と呼んでます。
本堂の左から抜け廊下を進むと浄土苑と呼ばれるキレイな日本庭園が見えます。そしてここにも花手水。
楊谷寺にはこのタイプの花手水がいくつかあり、庭手水と呼ばれてます。そしてこの浄土苑の庭手水こそが花手水の始まりです。どれもキレイで見応えありますよ。
その先に書院があります。ここでは御朱印を待ってる人も多いです。
書院からの景色もとてもよく、池には鯉の姿も。
本堂へ戻り外へ。
本堂の右手へ回ります。右手は経蔵・護摩堂と地蔵堂。
その右手へ行くと阿弥陀堂。
阿弥陀堂は閉まってたので先程の写真の赤白の門へ。
赤白の中陽門を抜けると弁天堂があり弁天様が祀られてました。近くには淀殿が顔を洗っていたと伝わる湧水が残ってます。
そのまま階段を登ります。
眼力稲荷大明神がありました。
ここでは眼の病気というよりも、進むべき道が指し示されるとのこと。
ここからは書院と名勝庭園が見下ろせます。
先へ進むとここにも花手水。この先に池があり、絶滅危惧種のモリアオガエルがいる池があり、木には白い綿のような卵がたくさん付いてましたが、データが消えるという失態・・・
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モリアオガエルの生息する池の先にはあじさい小路が続きます、シーズンは過ぎてますがそれでもこんなにキレイ!
ハートのあじさいもいくつか見られました。このあじさいは人が手を入れたのではなく、自然にハート型になったもの。ぜひ探してみてください!
ハートのあじさいだけでなく、ヤマアジサイもたくさん咲いていて、こちらはまだまだシーズン中という感じでした!
ハウステンボスのあじさいも見事でしたが、柳谷観音のあじさいもまた違った味わいがあり目を楽しませてくれました♪
あじさいを眺めながら坂道を登ります。
納骨堂。希望すれば納骨できます。
石造多宝塔。
そのまま奥へ進みます。若い参拝者向けでしょうか、ハートをあしらったカップル向けのベンチもありました。
階段の上に見えるのが奥之院、左手は観音講記念碑。青もみじが爽やかな気持ちにしてくれます。秋にはキレイな紅葉が楽しめそうですね!
奥之院は安産・恋愛成就といったご利益を得られるそうです。
常香炉は山門横の手水舎のように、縁の下の力持ちさんに支えられてます。
奥之院の彫刻も龍でした。
右手には感謝の鐘。
中に入ります。右奥に見えてるのは歴代の天皇の位牌です。
左奥に見えてるのは観音様や信仰者を護ってくれる28体の護法善神。ここも写真では伝わらない輝きを放ってます。
そのまま通り抜け裏手へと回ります。
奥之院にも眼力稲荷がありました。
隣には夫婦円満にご利益のある愛染堂、愛染明王が祀られてます。
愛染堂の前には「あいりきさん」と呼ばれる天の邪鬼。
戻ってあじさい回廊を進みます。実はたくさんある札の1つに、祖父と同じ名前を見つけました。本人かどうかは分かりません。
階段の天井は低く歩きにくいですが、あじさい以外にも見所があり目を楽しませてくれます。
階段をいくつか下へ進むとここにも花手水。と、数本の竹筒が置かれてるのが気になり降りてみる。
そして以前奈良の浮見堂近くにあった洞水門を思い出し、同じようなものだと試してみると、めっちゃ澄んだキレイな音が聞こえた!
それがこの音色。どうです?実際に聞くとすごいキレイで、思わぬ長居をしてしまいました!
これは水琴窟といい、地下の洞窟に反射する水の音を楽しみ、聴覚で庭園の雰囲気を感じるというもの。眼の不自由な方が来られる眼の観音さまならでのお気遣いです♪
そして正しい楽しみ方は、地面に直接水を落とし竹筒で聴く。説明を見ずにやり間違えてました;
水琴窟から先に行くと上書院がありましたが、入らず階段を上り奥之院を出ます。上書院の先は書院です。
あじさいを見る方は多かったですが青もみじは誰も見てません・・・秋になり焼けるように紅く色づくと、今度はたくさんの人の目に焼き付けられるのでしょうね。
あじさいの道から境内が見下ろせます。寺宝庫・おひよけさまを横目に山門前に戻ります。
太陽の角度が変わってたので、最初に撮れなかった瓦を撮影し、織姫が祀られる長岡天満宮に向かいました。
柳谷観音は本当に見所が多く、キッカケはあじさい手水でしたが気づくと長時間居て、長岡天満宮(柳谷観音から約4km)には30分も居られませんでした・・・
柳谷観音の詳細やアクセスなどについては公式サイトで確認ください。
7/4~7/7に行くと、本来はあじさい祭り当日限定の御朱印を書いてもらえますよ!
秋にまたレポートしたいと思います。
google口コミのローカルガイドがレベル10になって最初の記事、これまでの活動が役に立ってれば幸いです。
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