4/24から4日間、北海道最東端、納沙布岬を目的とした旅行記です。
※今回相方のスマホから写真が全て消えてしまったため一部紹介できない部分があります。
関西国際空港から女満別空港へ11:30頃着。カーリング女子、ロコソラーレの顔出し看板がお出迎え。
女満別空港でレンタカーの予約名を告げ、送迎車で向かう。実際には歩いても5分かからないくらいの距離でした。
砂嵐で周りが見えない;
この日は強風で、畑などの砂が舞って大変でした。レンタカーも砂まみれで出発。ちなみにタイムズレンタカー。
最初の目的地へ向かう途中、残った雪が牛柄みたいになった山があったので撮影してたら、本当に「牛」って文字があってびっくり(笑)
まず向かったのは中標津にある
開陽台展望館。
地球が丸く見えるらしい。標高270m、ぐるり330°に広がる牧場が楽しめます。
展望館へ向かう階段の途中には幸せの鐘や、
乳牛の像などがあります。
日本の展望スポットランキング10位との事で、施設休館中にも関わらず人が途切れません。しあわせのはちみつソフトが人気らしいですよ!
階段を上がると、闘牛場のような場所に出ます。
さっき330°の牧場が見えると書きましたが、残りの30°は山です。
この辺りにはジェットコースターの道にも似たアップダウンのある直線道路が続きます。牛乳を積んだタンクローリーが多く通るためミルクロードと呼ばれており、北海道のアチコチで見られます。
ジェットコースターの道を見る
中標津町総合体育館(330°アリーナ)の近くにはポケモンマンホールも。
次に向かったのは
別海町鉄道記念公園。別海町は筆者が住む大阪府枚方市と友好都市です。枚方市から移住する人も多く、筆者自身も気になってる町です。
D51型のSLがいます。
公園内をざっと歩きながら見て回る。
開陽台展望館に続きこちらも施設がお休みでソフトクリーム食べられなかった。
15:50、遅めのランチを
お食事処 白帆で。
白帆の人気は北海シマエビ天丼、今回は時期が早く販売前のためホタテ天丼
(850円)を注文。ホタテと言えばオホーツク海に面した北見や猿払が有名ですが、別海町も有名です。相方は海鮮フライ定食
(1000円)を食べましたが写真が消えてしまい紹介できません・・・
北見で食べたホタテづくしを見る
食後は
野付半島へ。野付半島は知床半島と根室半島の間にある鎌のような独特な形をした半島です。
これが日本最大級の砂の半島、野付半島。鎌のように見えませんか?この野付半島と野付湾はともに別海十景の1つで、根本から先まで約26kmあります。
野付半島の途中、
ナラワラという景勝地があります。海水に浸食され風化したミズナラなどの木々が立ち枯れたまま林となってます。5~10月が見頃とのこと。
野付半島に入って約15kmほど、野付半島ネイチャーセンターがあります。車で進めるのはここまで、この先は徒歩で、場所によっては許可(鍵)が必要です。営業終了3分前に到着したため今回はムリ。
ネイチャーセンターの道向かいからは北方領土の1つ、
国後島が見えました。
ネイチャーセンターの裏手には慰霊碑などがありました。
そのまま別海十景の1つトドワラへ向かおうと思いましたが、身体を持ってかれるほどの強風のため断念。
天候に恵まれず、惜しみながら車からの風景だけ見てホテルへ。
標津川温泉ぷるけの館へ。場所と名前で選んだけど、看板はホテル川畑でビジネスホテルにしか見えない・・・
靴を脱いでフロントに上がるタイプ。「ぷるけ」はアイヌ語で「湧き出る」、源泉かけ流しの温泉が売りのようです。
部屋の暖房はフロントに電話して入り切り、自分ではできません。
バス・トイレは別でしたが、風呂は水圧が異常に低く使えません。湯温を最高にしてもぬるく、シャワーだと風邪を引きそうです。貯めようと思っても最大まで出しても10分で5cmも貯まらず、その間に冷えて水になるので温泉に行くしかありません。コロナで温泉を避けてたのでこれはキツかった・・・
ホテルから徒歩数分でキャンプができる「しべつ海の公園」があり、天気が良ければそこからも国後島が見えるようです。
4/25、北海道旅行2日目の朝は予定を変更して野付半島リベンジ!穏やかな天気で昨日とは大違い!ちなみにこのポーズは野付半島を表してるらしいけど逆な(笑)
はい、これが野付半島の正しい形。昨日行けなかった
トドワラへ向かう途中、こういった紹介看板がいくつかあります。
面白かったのがこの野付半島の形成と地形の変化。3000年もかけて今の形になったんですね!
トドワラ観賞する道は歩道と作業車(関係車両)用に別れてます、危ないので必ず歩道側(特に帰り)を歩いてください。
うちのペースで約17分、トドワラ木道の入口に到着、トイレが1つあるだけです。
別海十景の1つであるトドワラ。海水に浸食されたトドマツの木々が立ち枯れたままの様子は、北海道の自然の厳しさを伝えます。こんな様子ですが、夏には花が咲くそうです。
進んだ先でぐるっと見渡してみた。
足元は悪く、場所によっては沈むので注意しながら歩く。先端まで行くと国後島がハッキリと見えました。
実は先端に向かってる時、ワシのオブジェが見えてました。が、近づくと飛んで逃げてった!まさかの本物のワシでした。大きなオジロワシでした。
ここでもジャンプ!ちなみにコチラの木道から降りるのは禁止されてました。
帰りはナラワラをもう一度見て野付半島を後にする。
所要時間は80分くらいでした。野付半島は消えゆく半島と言われており、毎年1.5cmずつ沈んでます。100年後には完全に海に沈んでしまうそうで、いつまで立ち入りできるか分かりません。
童話に出てくるワラの家、木の家、レンガの家と違い、ただ老朽化した番屋でした。
ヤウシュベツは「網で魚を捕らえる場所」という意味のアイヌ語、別海十景なのにほぼ全てに近い観光客は気づかず通り過ぎてしまうそう。ナラワラやトドワラ同様、夏が見頃です。
次の目的地へ向かう途中、オレンジの列車が見えたので寄ったのは、
旧別海村営軌道 風連線奥行臼停留所。
オレンジのは実は列車ではなくレールバスとの事。バスをベースに(またはバスの装備を多用)して作られた小型気動車で、ローコストで製造できるのがメリット。1日3往復の運転だったそう。
後ろの貨車は牛乳の搬出に使われたミルクゴンドラ。こちらは1日1往復の運転でした。
風連線奥行臼停留所跡には駅舎も残ってますが、この日は鍵がかかって中には入れませんでした。
ミルクロードを走り次の目的地へ。旅行中、このようなタンクローリーとは数え切れないほどすれ違いました。
見渡す限りの広大な草原は、別海町が酪農日本一である象徴です。
なんとこの日(月曜日)は定休日・・・ブランチにと寄ったのに;
温根沼大橋。この橋を渡ると根室市街地です。温根沼はアイヌ語で「とても大きな沼」って意味。その名の通り外周15kmの淡水沼が広がり、橋の向こうの根室湾から流れ込む海水と混ざった汽水湖となってます。
セイコーマートがあったので休けい、北海道メロンソフトでリフレッシュ。めっちゃ人気でメロンを感じられる北海道メロンソフトは
195円です。
根室金刀比羅神社。根室に来たかった理由の1つがこの神社。
車祓所前野門から境内へ。屋根の上にある横棒は、積もった雪が雪崩れないように付けられました。
社殿は昭和17年に造営されたもの。屋根は平成15年に張替え。
大物主神(おおものぬしのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)が祀られてます。
高田屋嘉兵衛像が建ってます。道東開拓の先駆者で、気づいた人もいるかもですが、以前行った函館にも銅像がありました。私財で函館繁栄の基盤を作り、択捉島の開発などにも尽力した人物です。
これは
市杵島神社で、高田屋嘉兵衛が大漁祈願を祈って建立。年1回の例祭日(9/15)以外には参拝できません。
社務所に入ってすぐ、高さ210cmもの
吊し飾り雛が見られます。この金刀比羅つるし飾りは北方領土返還の願いが込められた物。
神輿殿・お祭り資料館へ。
メインの展示は昭和10年に献備されたお神輿。約1.5トンもの豪華な神輿で、創祀200年記念の平成18年に全面補修されました。
本当に立派なお神輿。毎年8/9~11日の例大祭に担がれるそう。この例大祭は北海道三大祭りの1つです。
そして根室金刀比羅神社に来た1番の目的、
えぞみくじ!福ざんまいみくじ、
400円。
釣り上げる様子を動画でどうぞ。
お願いすると撮影用の火鉢と金網を貸してくれますよ!
こちらは根室金刀比羅神社のディスプレイ、かわいいですよね!
何度も北海道を旅行したけど行けなかった東の果て、ついに到達です!
北方領土関連や最東端の碑がいくつかあります。奥に見えてるのが納沙布岬灯台。
北海道にはカモメがいっぱい。
こちらはオーロラタワーと四島のかけ橋。タワーは臨時休業中でした。
レストハウス請望苑へ。納沙布岬で唯一営業中だったここが当たりでした!
根室と言えば花咲ガニ。その花咲ガニの身を使った花咲ガニカレー、
900円。カニのむき身がしっかり入ってて美味しい!
そして花咲ガニがドドーン!と入った花咲ガニラーメンは
1500円。普通のカニと違ってトゲトゲがかなり痛くて剥くのが大変;
・・・と思ってたらいいタイミングでお店の人が「そろそろかな?」と手袋をはめながら「みんなこの辺でつまづく」と食べやすくカットしてくれます。
食べやすいところは食べた後、それでもこんなに身が残ってます。支払いは現金のみですが、一度は食べたい一品でした。
次の目的地へ向かってたら神社があったので寄ってみた。
普段なら素通りするのになぜか気になり立ち寄ったこの神社は
歯舞神社。北方領土の1つ、歯舞群島と関係あるんでしょうか?
え?こんな所を走るの?って道ならぬ道を行き
友知トーチカへ。根室半島にはたくさんのトーチカがありますが、車で入れる、中に入れるトーチカで都合のいい場所にある友知トーチカを選択。
トーチカは軍事施設で、鉄筋コンクリート製の防御陣地です。
これだけ厚い壁だと敵のミサイルも防げますね。
ここで一旦おしまい、この続きは次回記事で!