10/14から1泊2日で岡山を巡った旅行記です。前編では桃太郎関連で、鬼ノ城と吉備津神社を紹介。そして大衆演劇も♪
まず向かったのは
鬼ノ城。退避所のない場所ではすれ違えない狭い道が数km続きます。運転に慣れてない人には勧められません。
無料駐車場に車を停め、鬼城山へ。大きな案内板にルートマップもありました。
指定されたコース以外は歩かないようデカデカと書かれてます。
結構な坂道を進むと最初の分岐、展望台(学習広場)があります。マップ左上が駐車場。
展望台からは復元された西門と城壁などが見れます。左端は角楼跡。
復元された西門。
近くまで行くと、西門の上の部分は見えませんでした。
どちらのコースを選んでも同じ場所を通るようです。今回は内側は通らず、北回りで外周を1周しました。
所要時間は100分ほど。
10分ほど行くと北門跡が。再建されてませんが、もしかしたらいつか再建されるのかも?途中の分岐は全て無視、興味ある人は行ってみてください。
さらに15分ほど歩くと温羅旧跡碑を発見。温羅は伝承上の鬼で、吉備国の統治者だったとか。鬼ノ城は温羅の本拠地と言われてます。
石碑に背を向け下ります。案内がなくどこを歩けばいいのかかなり分かりにくいですが、石碑の脇に小さな石階段があるのでそこからこの道ならぬ道へ。
5分ほど進むとまた石碑があります。昭和12年に建立されたもので、少なくともそれ以前から鬼ノ城跡は景勝地として存在してたようです。
登り口からここまで50分、やっと出てきた鬼ノ城の説明看板。隣には
屏風折れの石垣とあり、鬼ノ城で最も著名な石垣があるとの事。
屏風折れの石垣はすぐ近くにありました。屏風のように曲がった石垣の一部が崩壊せず残っており、それを見学できます。
ただ、足場の悪さに加え柵やロープなど何もないので、足元には十分気をつけて見学を!
個人的にも屏風折れの石垣は、鬼ノ城で一番見応えがありました。
さらに下ります、ここから先は南回りコースの逆走。足場はずっと悪いまま・・・
まむし注意。沖縄ではハブに注意を見かけますが、まむしも猛毒ヘビです。時期的に見かけませんが、夏場は注意が必要です。
またまた分岐がありましたが無視。今回はまっすぐ行きますが、曲がるとショートカットできます。ただし、ショートカットすると門など見れません。
進んだ先には鍛冶工房跡がありました。鬼の城を作るために必要な鉄部品を作ってたそうです。
小振りな門ですが、他の門が角柱を使ってるのに対し、東門だけが全て丸柱で建てられてるのが特徴です。矢印は丸柱の跡。
大きな石に千手観音のような彫刻が有り、お祈りしていく人もいるようです。
南門はその規模も構造も最初に見た西門とほぼ同じ。なのでどちらが正門なのかは未だ不明だそうです。
石佛が納められていた石棺。
あの~、場所間違ってますよ?笑
敷石は日本の古代山城では鬼ノ城にしかないとても珍しいものとの事。
鬼ノ城から30分ほど車を走らせ
瀬戸大橋ホテルやま幸へ。
チェックインはせず手続きだけすませ、
大衆演劇の指定席券を買う。通常
540円で宿泊者は
250円。ちなみに観劇は
2100円で、1泊2食プランだと無料。
開演まで館内をウロウロ。
以前とは違う劇団です。今日は10/14なので、桶屋さんという劇をやるっぽい。
一番右の、不動倭という人が座長さんらしい。一緒に映ってる勝小虎って人が劇団の代表で、座長のお兄さん。大阪の人です。
ちなみに劇は「別れ橋」が演じられました。
劇の後は座長あいさつ、休けいを挟んで舞踊ショーが始まります。舞踊ショーは撮影可。和装と激しい楽曲がいい感じにマッチ!
以前とはまた違ったショーで、途中ちょっと吉本新喜劇を観てるような錯覚も起こしながら楽しみました。
大衆演劇を観たあとはホテルから約10分の
吉備津神社へ。桃太郎伝説があるからか、手水舎は桃がモチーフ。
吉備津神社は桃太郎が祀られてる神社で、子宝や勝負事などのご利益があるそう。
以前、出川哲朗の充電させてもらえませんか?でも訪問しており、美空ひばりさんを始め芸能の神様を目当てに参拝する芸能人も多いそうです。
北随神門は室町時代に再建されたそうですが、そう思えないほどキレイな門でした。
授与所には備中神楽の面などがズラリと飾られてます。
元横綱・千代の富士の肖像画なども。
桃太郎のおみくじもあり、その向こうには祈祷所があります。
お賽銭を・・・と思い近づくと、賽銭箱の中に人影が・・・。賽銭の回収をし、お掃除中でした。
吉備津神社の本殿は、日本で唯一の比翼入母屋造で、吉備津造とも呼ばれる国宝です。
本殿の左奥、階段を上がった所に絵馬でできた「祈願トンネル」と、右手には掛けられたおみくじで合格の文字が書かれたここは一童社。
学問・芸能の神様が祀られてます。合格祈願の受験生や芸能人が数多く参拝してるんだとか。
授与所に戻り廻廊へ。入口前には白馬の神馬像。
吉備津神社でも見どころとして有名な
長さ360mの廻廊!途中いくつか分岐があり、えびす宮や岩山宮、御釜殿など7つのスポットにつながっており、南随神門も通ります。
廻廊の途中にある南随神門の外観は、実は廻廊の外からしか見れません。
三社宮。
本宮社。吉備津彦命(桃太郎のモデル)の父母が祀られ、安産・育児にご利益があるそう。
廻廊の端から外へ出て道路へ。途中ある鳥居の右手にあるのが御釜殿。鳥居の向こうには廻廊が見えてます。
吉備国最古の吉備神が祀られてます。商売繁盛の神様です。
宇賀神社のある池は鏡のように景色を映し、とてもキレイでした。
宇賀神社の隣は不動明王が祀られる普賢院というお寺で、松尾芭蕉など多くの俳人も訪れたとの事。
吉備津神社前の道路へ戻る。外から撮った廻廊です。分岐した廻廊の先にあるのが御釜殿。
出川哲朗の充電旅で見た範囲でですが、御釜殿の中にかまどが有り、その下に温羅(鬼)の首が埋まっていて、その首に占わせる吉凶占い(
3000円)が行われます。「ゴーーーッ」という低い唸り声のような音が聞こえたら願いが叶う鳴釜神事。興味ある方はどうぞ!
外から見た南随神門です。木々に隠れてほとんど見えませんね;
大雑把に言うと北随神門と似てます。
ざっと動画を撮って見ました。吉備津神社の廻廊の長さが伝わるでしょうか?
そのまま駐車場へ。駐車場には犬養毅の像が建ってました。犬養毅ゆかりの地らしいです。行ってない場所もあるけど
所要時間は35分。全部回っても50分あれば行けそう。
16:50、ホテルやま幸にチェックイン。部屋は以前にも書いたとおり、狭いし何の面白みもないです。
このホテル、部屋はダメダメだけど、この夕食と大衆演劇が目当てで泊まってます。以前もメニューには驚かされました。
1泊2食付き、大衆演劇と温泉・駐車場も無料で商品券が4000円分セットで1人1万円です!
夕食後は大衆演劇の劇場へ。この続きは次回、完結編で!最上稲荷リベンジかましました!
過去の神社やお寺の記事も良かったら見てください。