11/28、観光客が減ったと聞いたので京都宇治へお出かけ。平等院鳳凰堂、紫式部像、うさぎを探しに宇治神社、宇治上神社など巡って来ました!
まずは腹ごしらえ、三崎屋へ。
まぐろ鉄火丼
1290円。美味しいですが見ての通り小さめです。
まぐろユッケ丼と唐揚げ2個セット
1190円、こちらも小さめ。
なのでコレ!ご飯・味噌汁・生卵・漬物おかわり自由を活用!
夕方からは明太子も食べ放題!
てことでひたすらTKGをおかわり、お腹いっぱいになったら目的地へ!三崎屋から4kmほどです!
平等院前宇治駐車場は1回
800円、近隣にも民間駐車場がたくさんあるので滞在時間に合わせて選んでください!まずは外周を歩く。紅葉が見頃でした!
外周からは平等院は見えません、ちょっとだけ見える所があったけどこれが限界;
駐車場からは南門に着きますが、外周を回ると正門へ着きます。せっかくなので正門から入る。
拝観料は
700円、これで外観とミュージアムが楽しめます。内部拝観は別途
300円ですがかなりの人が並んでおり、それすら既に2時間後から・・・列尾に並んだとしても早くて3時間待ちってとこでしょうか?うちはあきらめましたが、内部拝観を希望するなら早い時間に行ってすぐ予約するように!
内部拝観へ進む橋を越えるとすぐ世界遺産、
平等院鳳凰堂の全容が見えてきます!12時過ぎですがこの向きからは逆光です。寺院建築として従来の建築と大きく異なり、その後の寺院建築に多大な影響を与えたことから世界遺産に認定されました。
平安時代後期の1053年、藤原頼道によって建てられた平等院の正面から。風がなければ水面にキレイに反射するんですがこの日はわりと風があり波立ってました。
屋根の上にはシャチホコでなく2対の鳳凰が。これが鳳凰堂の名前の由来の1つ。
鳳凰堂に祀られてるのは阿弥陀如来、なので当初は鳳凰堂でなく阿弥陀堂と呼ばれてました。
鳳凰堂のもう1つの名前の由来は、建物の外観が両翼を広げた鳳凰のように見えること。正面からは見えませんが、裏手には尾に当たる部分がちゃんとあります。
順番は前後しますがこれが鳳凰の尾の部分に当たる尾廊。
この平等院鳳凰堂、言うまでもなく10円玉の表に打刻されてますね!
六角堂。実はここめっちゃ大事な場所!六角堂は鳳凰堂の両翼部分の大修理の際に出た廃材を再利用して建てられました。支柱に穴が開いており、元は横にも角材がはまってましたが、鳳凰堂前の阿字池の水面が上昇し一部が沈んだ際、急きょ底上げするのにこの角材を外して利用したそうです。元は鳳凰堂から外された物がまた戻ったんですねー!
そんな穴から鳳凰堂を覗くのもまたいい♪
かなり落ちてしまってるけど、まだまだ紅葉は見頃ですよ!
鐘楼は日本三名鐘の1つ。実物は復元された2代目のようですが、外された本物は平等院ミュージアムに展示中です!
平等院の旧南門、右手の建物は茶房。
浄土院
宇治茶の祖、上村竹庵の碑誌。千利休が竹庵を讚えたもの。
羅漢堂
眺めがとてもいいです!
ここからだと鳳凰もシッカリ見えますよ!
右手に回り込むと・・・
鳳凰の顔を拝めますよ!
平等院ミュージアム「鳳翔館」、ここは
撮影禁止です。最初の拝観料で見学できるのでぜひ入ってください、貴重な展示がたくさん見れます!ミュージアムは元はいわゆる宝物館で、出口は定番のおみやげ屋となってます。
ミュージアムを出てすぐ、こんな景観の中で休憩もできますよ!
不動堂
不動堂の脇には源頼政のお墓が。
景勝院。ちょっと前に紹介した浄土院は浄土宗の、景勝院は天台宗のお寺。平等院の管理を巡りこの2大宗教の争いが生じた際に寺社奉行が裁定を下した結果、両派によって院を護持することとなり一山の総称を「平等院」としました。
平等院は内部拝観なしで約80分で巡れました!
平等院を出て表参道へ。
色々と目につきます。13時を回ってますが飲食店、特にそば屋はどこも行列でした。
表参道を抜けると源氏物語の作者、
紫式部像があった。奥に見えてるのは宇治橋。
宇治橋を渡る。646年に架けられた日本最古の橋です。大化の改新の1年後と思うと想像しやすい?
宇治神社 神輿洗い、船着場として使われてたそうです。宇治川沿いもいい風景が見られますね!
ポケモンマンホールのその奥に・・・
源氏物語 宇治十帖の像があります。源氏物語は全54帖からなる長編、その最後の10帖の舞台が宇治市ってことで「宇治十帖」と呼ばれてます。匂宮(におうのみや)と浮舟(うきふね)が小舟で宇治川へ漕ぎ出すシーンがモチーフ。ここには源氏物語の主人公、光源氏の名をもらった椿が咲くようです。
宇治神社へ。
宇治神社の社務所前にはちょっと変わった狛犬がいた。
手水は神兎の口から出てた。
桐原殿、宇治神社の拝殿です。当時このあたりの地名は桐原だったそう。
本殿は鎌倉時代初期に建てられたそうで、拝殿があるのに本殿で拝む珍しい参拝スタイルです。
とは言え本殿の近くまでは行けません。
本殿、賽銭箱の近くにウサギの置物があります。祭神である菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)が道に迷ったとき、ウサギが振り返りながらこの地へ道案内したそうで、神使の
みかえり兎とそて崇められてます。みかえり兎のおみくじが
500円で有りましたが後回しにして買えず、写真すら取り忘れてしまいました;
本殿参拝後、本殿の周囲を3周回る間に3羽のウサギを見つけると願いが叶うと言われてます。まず1周目で1羽発見!
その後、2周3周と回るも残りの2羽は発見できず・・・
見つからないかな・・・と再度本殿へ、5周目にしてふと目に入った2羽目のウサギを発見!これ、偶然やないとムリやろ;
そして6周目、やっと3羽目のウサギ発見!なんと2周目に撮った写真に影が写ってた!細かい場所を書くと楽しみを奪ってしまうので写真を参考に・・・
宇治神社の境内から出て神社沿いに道を少し登る。平等院にもあったけどこの付近のマンホールには宇治橋がデザインされてます。
すぐ
宇治上神社に着きます。
石橋を渡り表門から中へ。
拝殿。鎌倉時代前期の建造との事で、宇治神社より歴史は古いようです。
桐原水?
中に入り階段を数段降りると湧き水が出てました。現在は飲めませんが、宇治七名水の1つで唯一現存してるんだそう。
拝殿の裏側から中の様子が見えます。この寝殿造りの拝殿が貴重だそう。
平安時代後期に建てられた本殿。神社建築としては現存する最古の建築物で世界遺産です。世界遺産になったのは日本最古ってのと先ほどの寝殿造りの拝殿の貴重さから。
本殿内部は左から菟道稚郎子命、中央に応神天皇、右に仁徳天皇が祀られてます。菟道稚郎子命は宇治神社の主祭神でしたが、応神天皇は父親、仁徳天皇は異母兄との事です。
本殿左には武本稲荷社の末社、
本殿右には春日神社の摂社が建ってます。
うさぎ張り子みくじ
500円。やはり宇治神社でみかえり兎みくじを買い損ねたのが悔やまれる・・・過去記事を見てる方は分かると思いますが、筆者はこの手のおみくじが好物です!
えぞみくじの記事を見る
朝霧橋を渡って橘島へ。宇治川先陣の碑、昭和6年に建てられたらしい。木曽義仲と従兄の源頼朝が戦った場所なんだとか。
中島橋を渡って塔の島へ。宇治川向かいの茶屋や旅館のレトロな景観を楽しめます。
ウカイくんの顔出し看板。実は見落としてしまったけど近くに鵜飼小屋があったみたい・・・冬だからいなかったのかも?
浮島十三重塔。宇治橋を造る際に死んでしまった魚を供養するため鎌倉時代後期に建てられた塔のようです。左手の時計には宇治公園とあり、橋を渡る前の島も宇治公園のようです。奥に見えてる赤い橋は観流橋、橋の向こうから勢いよく水が流れ続けてます。後で調べたら水力発電所がありました。
写真がかぶりますが喜撰橋が写った写真が他になかった・・・橋を渡り平等院駐車場まで2分ほど歩き車に乗って帰りました!そして思い出す、源氏物語ミュージアムに行き忘れてた事を・・・( ゚д゚)
これで今回の京都宇治観光はおしまい!次は冬の北海道です!